アスティエの食器を買っていただきた方から時々使っているとヒビのようなものができる、色が付く、などというようなお問い合わせがあります。
それに熱いお湯を注ぐとピリピリという音とともにヒビができた、などというものもありました。
私自身、長らくアスティエを使っていますが改めて自宅の使用中のものをよく見ますと、細かいヒビができているものがありました。
ざっくりした性格なので全然気にせずに使用していましたが、気になられる方にはストレスになるんだと思います。
メーカーのオーナー ブノアさんに確かめましたところ、アスティエでは本当に昔ながらの製法を守って作っているのでそれを理解した方に使っていただきたいとのことでした。
もちろんヒビが入らないように樹脂加工をしたり、化学的な処理をすることによって色がつかないようにしたりすることは可能だそうです。
でも あえて製造技術を工夫し、安易な方法に頼らず、昔ながらの伝統工法を守ることをブランドのコンセプトとして貫いているそうです。
高い温度で焼き、強度を増して電子レンジの使用を可能にしています。
伝統工芸の工法を守りながら日常使いできる商品というアスティエのコンセプトを理解しておつかいいただけるように
お知らせする事が私の務めだと改めて思いました。
現代の技術をあえて使わず伝統工法にこだわり、続けることは信念が無ければできないことです。
頭の下がる思いです。
アスティエには利益を度外視し、信念を貫いて作られたものにだけ備わった品格のようなものを感じます。
私もこれを使うに値する人間になれるように日々努力です♪