テーブルリネンで、いつもの食卓をおしゃれに。

サッとかけるだけで、
ダイニングをおしゃれに演出するテーブルクロス。

今すぐテーブルやチェアを買い替えるのは難しくても、
お気に入りのリネンを持っていれば、
いつもの食卓に華やぎを添えることができます。

春に向けて、
ダイニングを明るく彩るテーブルリネンを選んでみませんか?



テーブルリネンとは 〜種類と選び方〜

リネンは「麻」を意味する言葉ですが、
テーブルコーディネートで使われる「テーブルリネン」とは、
テーブルクロスやランチョンマット、テーブルナプキンなど、
テーブル周りで使われる布製品全般を指します。

テーブルリネンには、いろいろな種類の素材があります。
どうしても食事の汚れは避けられませんから、
清潔感を保てる素材を選びたいですね。

昔からテーブルリネンに使われる麻は、汚れが染みにくく、
抗菌性があると言われています。
耐久性も通気性も高いので、
何度も洗濯できてすぐに乾く優れた素材。

何より、天然素材ならではの温かみは、
料理の味を引き立ててくれますよね!

ただ、シワになりやすい性質も。
パリッとハリのあるクロスを使いたい場合は、
洗濯後、完全に乾く前に高温でアイロンを掛けると良いでしょう。
普段使いであれば、少しシワがあるくらいの方が
麻ならではの風合いを楽しめます。

同様に、天然のコットンも
耐久性・通気性に優れるおすすめの素材です。

また、テーブルクロスのサイズは、
テーブルから垂れる部分が長ければエレガント、
短ければカジュアルな演出になります。
短すぎるとクロスがずれやすくなるので、
20cm以上垂れるサイズを選びましょう。

麻素材の場合は、
洗濯後3〜5%縮むことを想定して選ぶこともポイントです。

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テーブルリネンから始める
エシカルな暮らし

今、ファッションの世界では、若い世代を中心に
「エシカルファッション」への関心が高まっています。
エシカルとは「倫理的な」という意味。
素材や生産プロセスにおいて環境や人権などに配慮された
ファッションを選ぶことで、持続可能(サスティナブル)な社会を目指そうというものです。

国連が提唱するSDGsで、
持続可能な生産や消費が謳われていることも追い風となり、
エシカルはファッション業界で無視できないトレンドになっています。

サスティナブルやSDGsと聞くと、
政府や大企業だけの取り組みのような気がしますが、
個人レベルの心掛けで、地球の未来をより良くできるなんて、少しワクワクしますよね。

インテリアでも、エシカルな消費を選ぶことはできます。

例えば、修理をしながら長く使える丁寧に作られた製品を選んだり、不要になったモノは欲しい人に譲ったり、
生産時も廃棄時も
有害な化学物質を排出しない天然素材を選んだり。

ブランドジュリエのオリジナルテーブルリネンも、
エシカルな視点で作られています。

毎シーズン新作を発表しているオリジナルファブリックは、
10年ほど続く人気のコレクション。
アパレルバイヤー出身のオーナーが、フランスやイタリアのファブリックメーカーが作り上げる希少性の高い生地を取り寄せ、クッションやカーテン、ソファの張り替え布などを提案しています。

柄合わせや傷がある場合に備えて、必ずオーダー分より多く仕入れるので、たくさんの残布が出ますが、テーブルリネンやドイリー、ランプシェードなどの小物を制作することで、高級な生地を無駄なく使いきるようにしています。

また、オリジナルテーブルリネンに使われる主な素材は、高品質な麻。耐久性が高く、使えば使うほど風合いが増していきます。
アンティークには100年以上使われるリネンがあるほどですから、
麻素材のテーブルリネンはまさにエシカルですね。



クロスで演出するテーブルコーディネート

テーブルリネンには、クロスやランナー、マットにナプキンなど様々な種類がありますが、
カジュアルな席ではすべてを揃える必要はありません。

ポイントは、大きな面積を占めるクロスの色や柄。
季節やテーマを感じられるものを選べば、
その日の気分をグッと高めてくれます。

写真は、
ブランドジュリエが今季おすすめするオリジナルテーブルリネン。
薄いベージュの布地に、
明るいブルーのフランスの伝統柄トワルドジュイを施した
爽やかな印象のクロスです。

あえて切りっぱなしに仕立てたデザインは、
リラックスムードを演出。
テーブルのグリーンや無造作に生けた花が、
ナチュラルな雰囲気を引き立てます。

全体的に淡いカラーリングを引き締めるため、
ナプキンには深いグリーンを選びました。
ガラスや金属のさりげない小物使いもアクセントになっていますね。

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普段使いも楽しむ、
フランスのテーブルリネン

頻繁に友人を招いて食事を楽しむフランスでは、
テーブルリネンは欠かせないアイテム。
例え簡素な食事でも、季節に合った色や柄のクロスを選んだり、
クロスとマットをコーディネートしたりして、
おもてなしの空間を作り出します。

もてなす時だけでなく、
日常の食卓にもテーブルリネンは必需品です。
クロスを掛けない場合も、テーブルに
直接カトラリーを置くことはせず、必ずマットを敷きます。
また、家族それぞれが
自分専用のナプキンを持っていることも珍しくありません。

写真は、ブランドジュリエのオリジナルテーブルマットを使った
気取らない食卓のコーディネート。
クロスは掛けず、
テーブルの木目を活かしてナチュラルな雰囲気を演出しています。
大胆に垂れ流したグリーンが自然の生命力を感じさせますね。

マットは赤を選んで印象的に。
今季おすすめの切りっぱなしに仕立てたデザインが
カジュアルな気分を際立たせています。
フランス伝統柄のトワルドジュイや2枚重ねた白いプレートで
フォーマルなエッセンスも取り入れて、
洗練されたリラックスムードを作っています。

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日本では、テーブルリネンは特別な日に使うもの、
とお思いの方も多いかも知れません。

おうち時間が増えた今、
フランスのように食事を楽しむ演出の小道具として
日常的に取り入れれば、
いつもの食卓が豊かになりそうですね。

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