ブランドジュリエ Paris通信 Beatrice LAVAL新作コレクション
ベアトリスラヴァルさんの新作コレクションをオーダー
ブランドジュリエ中川オーナーは毎年2回パリに出向き、
ご自身の目で見極めた商品を発注しています。
今年1月も渡仏され、いつものように
ベアトリス・ラヴァルさんの展示会に足を運びました。
ベアトリスさんとは
長年のお付き合いで、とても仲良しです。
側で見ていても、ベアトリスさんが中川オーナーとの再会を心から喜んでいることが伝わってきます。
そして側から見ていると、中川オーナーにとって
ベアトリス・ラヴァル展示会の1番の悩みは、
「いいものが多すぎること」のように思えます。
今回も頭の中で色々な計算をしつつ、
仕入れる商品を厳選されていました。
組み合わせが楽しいトレイ、
どれが芦屋のショップに届くのでしょう?
ぜひブランドジュリエの
InstagramやYouTubeをチェックしてみてください。
画像の可愛いトレイは次回の入荷になります♪
今回入荷したアイテムはこちらのYouTubeにてご覧いただけます。
いつも中川オーナーのお供をさせてもらっている私は、
ベアトリスさんの色使いと花の生け方に毎回感動しています。
花は、さぞ名のあるフローリストに
お願いしているのだろうと思い伺ったところ、
なんとベアトリスさん自らランジス市場へゆき、
気に入ったものを購入しているのだそう。
買ってきた花を社員に渡し、
ランダムにいけてもらっていると聞いて驚きました。
コレクションの色味とぴったり一致した花のアレンジは、
コレクションの作者であるベアトリスさんが選んだ花だからこそ、だったわけです。素晴らしい!
「切り花は贅沢品だと思いますが、
金額以上の満足を与えてくれます。
花があると本当に気分がいいですよね」とベアトリスさん。
展示はどのコーナーも
暮らしのシーンを演出した作りになっていて、
見ているだけでインテリアの勉強になります。
色使い、柄合わせ、花の存在。
今回は特に、ベアトリスさんお気に入りの
壁紙シリーズが充実していました。
壁紙に合わせるライナー(縁取り部分)も
合わせて展示してあり、とても参考になります。
展示会場のインテリアにもこの壁紙とライナーが
多用されていたので、逃さず撮影しました。
こんなふうに窓枠に壁紙を貼るなんて、
考えもしませんでしたが、実際に使っている様子を見ると
本当に素敵。真似したくなりますね!
さらりとナチュラルな軽い色と素材のコーナーもあれば、
ぐっと深い色合いでビロードなど
重量感のある素材を使ったコーナーもあります。
どちらも甲乙つけ難い魅力。
インテリアは基本、好みで選べばいいのでしょうが、
こうしてみていると、空間自体がインテリアの傾向を選ぶということもあるような気がします。
例えば、奥まった部屋は深い色にした方が、
落ち着いた親密な雰囲気をより一層楽しめる感じ。
自然光が入る空間は明るくしつらえ、
暗い空間は無理に明るくしない方がかえって魅力的かもしれません。
そして、カーテンの長さはたっぷり。これは鉄則です!
ナプキンやテーブルクロスなど、
テーブル周りの小物も登場していました。
ベアトリスさんは
「1つの用途にしか使えないもの」がお好きではなく、
テーブルクロスはパレオにしてビーチに活用したり、
首に巻いてスカーフにしたり、と
色々な使い勝手を見せてくださいました。
テーブルナプキンは、
パニエに結べばかわいい飾りになります。
女性同士の楽しい会話は尽きません。
いつかお二人の暮らしの往復書簡が1冊の本になったら
楽しそう、などと想像してしまいました。
それではまた、
アビアントー!
Keiko SUMINO-LEBLANC
パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者
1997年からパリに移住。
パリでの結婚・子育てを経て
フリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、
フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。また、翻訳家として単行本も共著。