ブランドジュリエ Paris通信 再ロックダウン確定!
再ロックダウン確定!
だからこそ、パリ歩きの思い出を・・・
2020年10月28日のテレビ演説で、
マクロン大統領が2度目の外出制限を発表しました。
最初の外出制限が解除された5月11日から、
2度目があることは想定内。
とはいえ、やっぱり、全然嬉しくありません!!
日本に暮らす皆さんは、
一体フランスで何が起きているのだろうと思いますよね。
生活は、至って普通なのです。
私のように医療関係者の知り合いもいなければ、
身の回りに犠牲者もいない人にとっては、正直なところ、
コロナウイルスの脅威は実感の持てないもの。
第一、フランスは努力をしています。
マスクが義務になり、カフェの各テーブルには
アルコールジェルと
メモ(名前と電話番号を記入します)が置かれ、
バス停もアルコールジェルを設置。
人々は
キスの挨拶も握手もせず、距離を保ちつつ生活しています。
日本人と同じように、
家に帰れば靴も脱ぐし、手洗いも徹底しています。
それなのにどうしてこんなに、重症者が増えてしまうのか?
不思議でなりません。
一時期、人種的なことが言われたことがありましたが、
そうとしか思えないというのが私の感想です。
感染者が増えることは仕方ないとしても
(PCR検査の数が1週間140万件と多いので)、
重症者を治療するベッドの数が
ギリギリに来ているというのは問題。
昨年12月時点、重症者を治療するベッド数は5,000床、
それを2倍に増やしたにもかかわらず、です。
なぜか?
わかりません・・・
第2波は、
第1波より殺人的になることが予想されているだけに、
マクロン大統領は先手を打ちました。
その判断に、異論を唱える人は少ないでしょう。
ということで、気持ちを切り替えて、
これから12月1日まで続く見通しの2度目の外出制限を、
心地よく過ごす努力の方に集中したいと思います!
今私は、カフェでシャンパンを飲みながら
この原稿を書いています。
私と同じ考えの人は多く、
店内には最後の晩餐を楽しむお客さんが大勢います。
テーブルの間隔は1,5メートル以上ありますヨ!
さて、ではここで皆さんと一緒に、9月半ばの
パリ歩きの思い出を振り返りたいと思います。
まずは、ギャラリーラファイエット屋上、
レストランTORTUGA(トルチュガ)からの眺め。
オペラ座の後ろ姿を、
こんなに間近に見られる場所があるなんて。
ああ、本当に、なんて素晴らしい!
しかしこの体験も、またしばらくはおあずけです・・・
ギャラリーラファイエットからちょっと歩いて、
フォーブールサントノレ通りへ。
芦屋ブランドジュリエのお客様は、
きっとここでお買い物をするのがお好きなはず。
コロナ禍以降、観光客が減ったブティックは、
どこもなんとなく静かな感じ。
特に、本来であれば常に大盛況のエルメスが、
静かというのは不思議・・・複雑・・・
しかしこんな時でも、フォーブールサントノレ通りには
他とは一線を画すクリスマス飾りの予感がありました!
現代の空気を反映し、
グリーンたっぷりのクリスマスの演出が準備中。
マクロン大統領も、
フランス以外のヨーロッパ諸国の首相も、皆、
国民がクリスマスをまともに祝うことができるように、
今あえて厳しい引き締めに踏み切っています。
是非ともこの努力が成就しますように!
そしてフォーブールサントノレ通りの
このクリスマス飾りも、
12月には予定した通りの美しい姿を見せてくれますように!
せっかくですので、エルメスのウィンドーも。
パリ一と誉高かった
エルメスのウィンドーディスプレイですが、
コロナ禍を受けてか、案外普通な感じ?
お向かいも見てみましょうね。
シャネルなど。
そしてグッチ。
このブランドの、
我が道をゆく感じはずば抜けていますよね!
これが本当のゴーイン(強引)マイウエイ!
パリ市の貸し自転車ヴェリブで移動して、
ギャルリーヴィヴィエンヌへ。
1823年に建設されたパッサージュです。
ここも、芦屋ブランドジュリエのお客様には、
お馴染みのパリ歩きコースでは?
ギャルリーヴィヴィエンヌは、
ブリュッセルのギャルリーサンチュベールと
姉妹関係にあります。
どちらがお好きでしょう?
私は・・・うーん、悩みます!
ギャルリーヴィヴィエンヌの方が、レトロに落ち着く感じ、
ギャルリーサンチュベールの方が、より高級な感じ、かな?
ブティックのウインドーに飾られた洋服が、
いかにもパリだなーという色合いでした。
パリの女性は、プルーンカラーがとても好きです。
そしてすぐお隣の、ノートルダム・デ・ヴィクトワール教会。
この日は、雨続きのパリには珍しい快晴でした。
明日からは、
たとえ晴れてもこんな風にふらっと出歩けない事を思うと、
この日、パリ歩きをしておいてよかったです。
これからはステイホームにはなりますが、
パリの様子をお伝えし続けますね!
皆さんもどうぞ、お身体たいせつに。
それではまた、アビアントー!
Keiko SUMINO-LEBLANC
パリ在住ライター・コーディネーター 日仏語翻訳者
1997年からパリに移住。
パリでの結婚・子育てを経て
フリーランスライター・コーディネーターとして活躍中。食とライフスタイルを専門とするジャーナリストとして、
フランス、日本の数々の雑誌・メディアに寄稿。また、翻訳家として単行本も共著。
keiko’s paris journal <パリ通信 – KSL> パリのライフスタイルを更新中